Ranges and progressions（翻訳）

Kotlinでは、kotlin.rangesパッケージの.rangeTo()関数と.rangeUntil()関数を使用して値の範囲を簡単に作成できます。

次のように作成します：

例：

// 閉区間の範囲
println(4 in 1..4)
// true

// 開区間の範囲
println(4 in 1..<4)
// false

範囲は、forループを繰り返す際に特に便利です：

for (i in 1..4) print(i)
// 1234

逆順で数値を反復処理するには、…の代わりにdownTo関数を使用します。

for (i in 4 downTo 1) print(i)
// 4321

また、任意のステップ（必ずしも1ではない）で数値を反復処理することもできます。これはstep関数を使用して行います。

for (i in 0..8 step 2) print(i)
println()
// 02468
for (i in 0..<8 step 2) print(i)
println()
// 0246
for (i in 8 downTo 0 step 2) print(i)
// 86420

進行

Int、Long、Charなどの整数型の範囲は、算術進行として扱うことができます。Kotlinでは、これらの進行は特別な型で定義されます：IntProgression、LongProgression、CharProgression。

進行には3つの重要な属性があります：最初の要素、最後の要素、およびゼロでないステップ。最初の要素は最初であり、以降の要素は前の要素にステップを加えたものです。正のステップで進行を反復処理すると、Java/JavaScriptのインデックス付きforループと同等です。

for (int i = first; i <= last; i += step) {
  // ...
}

範囲を反復処理することで進行が暗黙的に作成される場合、この進行の最初の要素と最後の要素は範囲のエンドポイントであり、ステップは1です。

for (i in 1..10) print(i)
// 12345678910

カスタムの進行ステップを定義するには、範囲にstep関数を使用します。

for (i in 1..8 step 2) print(i)
// 1357

進行の最後の要素は次のように計算されます：

正のステップの場合：(last - first) % step == 0 を満たす、エンド値より大きくない最大の値。
負のステップの場合：(last - first) % step == 0 を満たす、エンド値より小さくない最小の値。したがって、最後の要素は常に指定されたエンド値とは限りません。

for (i in 1..9 step 3) print(i) // 最後の要素は7
// 147

進行はIterableを実装しており、NはInt、Long、またはCharです。そのため、これらをmap、filterなどのさまざまなコレクション関数で使用できます。

println((1..10).filter { it % 2 == 0 })
// [2, 4, 6, 8, 10]