起動テンプレートとは、EC2インスタンス起動時に必要なAWSリソースの設定情報を予め定義するためのテンプレートです。 例えば
- インスタンスタイプ
- AMI (Amazon Machine Image)
- キーペア
- セキュリティグループ
- サブネットとVPC
- IAMロール
- EBS
- Elastic IPアドレス
- などなど
起動テンプレートはバージョン管理が可能であり、インスタンス起動時に使用するバージョンを選択することができます。
起動テンプレートの利用により、毎回の起動で同じAWSリソース設定を指定する必要がなくなるため、 効率的にインスタンスを展開することが可能になります。 ただし、インスタンス内部のソフトウェアやアプリケーションの設定は、 起動テンプレートではなく、ユーザーデータスクリプトやその他の自動化ツールを通じて行う必要があります。
起動テンプレートの制限
- クォータ
- 1つのリージョンあたり最大5,000の起動テンプレートが可能。
- 1つの起動テンプレートあたり最大10,000のバージョンが可能。
- パラメータ
- オプション
- 起動テンプレートのパラメータは任意。
- 必要なすべてのパラメータをテンプレートに含める必要がある。
- 未検証
- 起動テンプレート作成時にパラメータは完全には検証されない。
- 誤った値やサポートされないパラメータの組み合わせはインスタンスの起動に失敗する。
- オプション
- タグ
- 起動テンプレートにはタグを付けることができるが、バージョンにはタグ付け不可。
- 変更不可能
- 起動テンプレートは変更できない。変更するには新しいバージョンを作成する必要がある。
- バージョン番号
- バージョン番号は作成された順に付けられる。
- ユーザーがバージョン番号を自分で指定することはできない。