AWS EC2 Start Template

起動テンプレートとは、EC2インスタンス起動時に必要なAWSリソースの設定情報を予め定義するためのテンプレートです。 例えば

  1. インスタンスタイプ
  2. AMI (Amazon Machine Image)
  3. キーペア
  4. セキュリティグループ
  5. サブネットとVPC
  6. IAMロール
  7. EBS
  8. Elastic IPアドレス
  9. などなど

起動テンプレートはバージョン管理が可能であり、インスタンス起動時に使用するバージョンを選択することができます。

起動テンプレートの利用により、毎回の起動で同じAWSリソース設定を指定する必要がなくなるため、 効率的にインスタンスを展開することが可能になります。 ただし、インスタンス内部のソフトウェアやアプリケーションの設定は、 起動テンプレートではなく、ユーザーデータスクリプトやその他の自動化ツールを通じて行う必要があります。

起動テンプレートの制限

  • クォータ
    • 1つのリージョンあたり最大5,000の起動テンプレートが可能。
    • 1つの起動テンプレートあたり最大10,000のバージョンが可能。
  • パラメータ
    • オプション
      • 起動テンプレートのパラメータは任意。
      • 必要なすべてのパラメータをテンプレートに含める必要がある。
    • 未検証
      • 起動テンプレート作成時にパラメータは完全には検証されない。
      • 誤った値やサポートされないパラメータの組み合わせはインスタンスの起動に失敗する。
  • タグ
    • 起動テンプレートにはタグを付けることができるが、バージョンにはタグ付け不可。
  • 変更不可能
    • 起動テンプレートは変更できない。変更するには新しいバージョンを作成する必要がある。
  • バージョン番号
    • バージョン番号は作成された順に付けられる。
    • ユーザーがバージョン番号を自分で指定することはできない。

参考サイト